【TIMEMORE(タイムモア)コーヒーミル S3】|外ダイヤル×高精度で“再現性”を高める手挽きミル

asuiro(あすいろ)は、コーヒーやキッチンツール、暮らしの道具を紹介するライフスタイルメディア。日々の暮らしに、やさしい彩りと小さな豊かさをお届けします。 コーヒー

同じコーヒー豆でも、挽き目を少し変えるだけで、香りの立ち方や味わいは驚くほど変わります。

軽やかに感じたり、甘さが際立ったり——。

そんな香りや味わいの変化を、感覚だけに頼らず、

楽しめるようにしてくれるのが、TIMEMORE(タイムモア)コーヒーミル S3です。

外ダイヤル式で挽き目を視覚的に、数値感覚で管理できるため、「この挽き目だから、この味になる」という理解が深まり、自分なりの淹れ方を少しずつ見つけていくことができます。

この記事では、TIMEMORE S3のスペックや特徴、実際に使って感じたメリット・デメリット、どんな人におすすめかを紹介していきます。

1.「毎回おいしい」を支えるコーヒーミルという存在

コーヒーの味わいは、豆の種類や焙煎度だけでなく、どのように挽き、どのように抽出するかによっても大きく変わります。

その中でも、コーヒーミルは「味の土台」をつくる存在です。

挽き目が粗ければ抽出は速くなり、軽やかな味わいに。

細かくなれば抽出はゆっくり進み、コクや苦味が強く出やすくなります。

ここで大切になるのが再現性という考え方です。

再現性とは、「前回おいしかった条件を、もう一度同じように再現できること」。

コーヒーにおいては、挽き目・湯量・温度・抽出時間など、いくつもの要素が重なり合って味が決まるため、どこか一つでもブレると、同じ味にはなりません。

TIMEMORE S3は、挽き目を数値に近い感覚で管理できるミル。

「今日はなんとなくこのくらい」ではなく、「この挽き目だから、この味になる」という理解を深めてくれます。

毎回同じ味を出すためだけでなく、味や香りの違いを意識的に楽しむための再現性。

S3は、そんな一歩先のコーヒーの楽しみ方を支えてくれるミルです。

2. TIMEMORE(タイムモア)とは

TIMEMORE(タイムモア)は、2012年に上海で誕生したコーヒー器具ブランド。

「プロフェッショナル+美学」をコンセプトに、誰もが使いやすいミルやスケール、ドリッパーなど、抽出精度を重視した製品を数多く展開しています。

家庭用でありながら、プロの現場でも通用する性能を持ち、価格と品質のバランスに優れている点が特徴です。

特にコーヒーミルは、TIMEMOREを代表するカテゴリーのひとつで、世界中のコーヒーファンから支持を集めています。

Sシリーズは高機能モデル。現在はS3というモデルのみで、上部ダイヤルで挽目調整できます。

3. TIMEMORE S3のスペック

TIMEMORE S3は、見た目のシンプルさからは想像できないほど、内部構造にこだわったミルです。

ボディ本体はアルミ合金製で、手に取るとしっかりとした重量感があります。

これは安定した挽き心地につながり、回転時のブレを抑える役割も果たしています。

刃にはTIMEMORE独自のS2C(Spike to Cut)刃を採用。

豆を砕くのではなく、切るように挽く構造により、

粒度が揃いやすく、微粉が出にくいのが特徴です。

挽き目調整は外ダイヤル式で、約90段階。

エスプレッソの極細挽きから、フレンチプレス向けの粗挽きまで対応し、抽出方法に合わせて細かく調整できます。

4. TIMEMORE S3の最大の特徴と魅力

●外ダイヤル式で挽き目調整が直感的

S3の大きな特徴のひとつが、外側に配置された挽き目調整ダイヤルです。

ミルを分解することなく、回すだけで挽き目を変更できるため、抽出前の準備がとてもスムーズ。

現在の挽き目が視覚的に分かるため、「前回と同じ設定」に戻しやすく、再現性を高めてくれます。

●極細挽きから粗挽きまで約90段階調節

90段階という細かな調整幅は、抽出方法ごとの微妙な違いを楽しみたい人にとって大きな魅力です。

「少しだけ細かくして濃厚さを引き出す」「あえて粗めにして軽やかに仕上げる」そんな調整がしやすくなります。

●S2C刃による均一な挽き上がり

粒度が揃うことで、抽出は安定し、雑味やえぐみの出にくいクリアな味わいになります。

香りの立ち方や後味の印象も変わり、豆本来の個性を感じ取りやすくなるのもS3の魅力です。

5. ダイヤルによる挽き目の目安

一般的な目安としては、エスプレッソは極細挽き、

マキネッタ(モカ)は細挽き、ペーパードリップは中細挽き、フレンチプレスは粗挽きが適しています。

●TIMEMORE S3のダイヤルの目安

エスプレッソ ⇒ 0~1.0

マキネッタ(モカ) ⇒ 0.5~2.0

ハンドドリップ ⇒ 5.0~8.0

フレンチプレス ⇒ 8.0~9.0

豆の焙煎度や鮮度、好みの味わいによって、少しずつ調整することで、自分だけのベストポイントが見えてきます。

6. 実際に使って感じたメリット・デメリット

●メリット

・挽き目の再現性が高い

外ダイヤルで挽き目を数値感覚で管理できるため、前回と同じ条件に戻しやすく、味のブレを抑えやすいのが特徴です。レシピを比較しながら、自分好みの味を探したい人に◎

・微粉が少なく味がクリア

S2C刃による均一な挽き上がりで、抽出ムラが起きにくく、雑味やえぐみが出にくい印象です。豆本来の香りや甘さを、より素直に感じたい人に◎

・手早く挽ける(回転効率が良い)

豆を「切る」構造のため、ハンドルの回転がなめらかで、力を入れすぎなくても挽けます。日常使いでも負担が少なく、朝の一杯にも取り入れやすいミルです。

・外ダイヤルでストレスが少ない

分解せずに挽き目を調整できるため、「少しだけ変えてみる」という行為が気軽に行えます。調整のしやすさは色々な淹れ方で飲む人にとって大切です◎

●デメリット

・価格帯はやや高め

手挽きミルとしては高価格帯に入るため、最初の一台としては迷う人もいるかもしれません。ただし、挽き目調整の幅や再現性を重視する人にとっては、長く使える一台といえます。

・軽量ミルと比べると重量感がある

アルミ合金ボディのため、持ち運びには不向きですが、その分、挽いているときの安定感は高めです。自宅でじっくり使う人にはメリットにも◎

・完全な初心者にはオーバースペックに感じる可能性あり

挽き目調整の自由度が高いため、「細かい違いはまだ分からない」という段階では魅力を活かしきれないこともあります。味の違いに気づき始めたタイミングで使用する方が◎

7. TIMEMORE S3はどんな人におすすめ?

挽き目を少し変えたときに感じる、香りの立ち方の違い。口に含んだときの甘さや、後味の余韻に。

そうした小さな変化に気づけるようになることで、

コーヒーの時間そのものが、より豊かなものに変わっていきます。

同じ豆、同じレシピでも、「今日は少し軽やかに」

「もう少しコクを出したい」そんな気持ちに合わせて調整できるのは、挽き目を再現性の高いミルだからこそ。

TIMEMORE S3は、抽出方法を複数使い分けたい人や、挽き目を視覚的に数値で管理したい人、エスプレッソにも挑戦してみたい人に向いています。

そして何より、味や香りの違いを楽しみながら、自分なりの淹れ方を見つけていきたい人におすすめです。

最初から完璧な一杯を目指さなくても大丈夫です。

昨日より少しおいしい、前回より少し好みに近い。

そんな積み重ねが、コーヒーを飲む時間を特別なものにしてくれます。

TIMEMORE S3は、毎日の一杯と静かに向き合う時間を、長く楽しむための相棒になってくれるはずです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました